TIIについて
TII — 遷移発火識別子(Transition-Ignition Identifier)は、参照・監査の ためのインフラです。
目的
学術的・技術的作業では、単に何かが 存在する ことだけでなく、ある区別・ 関係・機能・分類が、指定された条件下でどのように作動上有効になったか、 そして記録された条件・アドレス・解釈・関係がその後どう変化したかを記録する 必要がしばしば生じます。
TIIは、そうした過程に対して、安定した不透明な識別子と、追記型で監査可能な 履歴を与えます。TIIの付与が意味するのは、ある参照点から追跡を開始した ことだけです。
TIIでないもの
TIIは、DOIのクローン、URL短縮、対象採番サービス、内部ツールではありません。 同一性が本質的である、所有が固定属性である、状態・遷移・発火が普遍的原理で ある、とは仮定しません。これらは改訂可能な作動記述です。詳細は 仕様を参照してください。
運営と統治
TII仕様と参照レジストリは現在、P/A Institute が 現在のスチュワード として維持しています。
スチュワードシップは移管可能な運用上の役割であり、TII識別子の同一性の 構成要素では ありません。TII 承継方針の下で移管できます。スチュワード・ 技術運営者・ホスティング事業者・レジストラ・リゾルバドメインが変わっても、 発行済みの tii: 識別子は変わりません。TII識別子には組織・個人・日付・国・ 機関的所有を一切埋め込みません。
tii: URIスキームのチェンジコントローラは現在のスチュワードです(これも 所有ではなく役割です)。
スチュワードが運営を停止した場合、正本(追記型台帳・署名付きチェックポイント・ 鍵セット・各仕様)を公開し、後継者またはコミュニティが元の運営者・ ホスティング事業者・ドメイン無しで解決を復元できるようにします。
ホスティング・ドメインからの独立
正本は単一の追記型ファイル(data/ledger.jsonl)で、JSON/JSON Lines/CSV として書き出し、サーバやDB無しで静的ファイル群として再構築できます。リゾルバ のベースURLは単一の設定値(TII_RESOLVER_BASE_URL)であり、ホスト名はコード・ 台帳・識別子のいずれにも埋め込まれていません。ホスティング事業者・レジストラ・ リゾルバドメインを変えても識別子は変わりません。恒久リゾルバドメインは未選定です。
セキュリティ
整合性・脆弱性報告は、恒久ドメイン上のロールアドレス security@(ドメイン 承認待ち)で受け付ける予定です。それまではソースリポジトリの連絡窓口を 利用してください。
ソース
参照実装と本仕様はオープンに開発されています。フッターの ソースリポジトリ リンクを参照してください。
状態
- 仕様:実験的(
0.1.x)。本番識別子プロファイルは凍結監査中で未有効化 - 公開配備:初期。置換可能な第三者ホスト上の読み取り専用の静的ミラー
- 発行済みのすべての識別子は 試験用識別子。本番発行は無効